鳥取、その他

2008年11月28日(金)

餘部橋梁の写真
鳥取県餘部橋梁
天気予報の通り雨だった。しかも強風。
架け替え工事は始まっていて赤い橋脚の間に二箇所青い構造物(おそらく新たな橋脚)が見える。
餘部橋梁説明板の写真
「部」と「橋」の文字の間がぼやけているのが分かるだろうか。雨粒がレンズに付着しているのだ。何枚か撮影してからこれに気づいたのだが雨+強風の中、撮りなおす根性もなく明日もう一度撮影に来ようかどうか(他に考えることも無いので)今日一日考えてみることにして、ここを後にした。
鎧駅の写真
鎧駅
この駅からの日本海の眺めがなかなかのものらしいと聞き知り来てみたが、ご覧の通りの状況である。
線路の下を通る通路から向こう(日本海)側に渡ることができる。
鎧駅の写真
自然の景観は北海道の方が上に感じる。本州の景観には壮大さが少ないのである。だから「おぉ!」と感じることも少ないのである。
一方で人間活動の証は比較できないほど本州が上回っていて歴史の厚さを至る所で感じられる。

2008年11月29日(土)

鳥取シティホテルの部屋の写真
鳥取シティホテル(新館)
天気予報は曇り。昨日のような雨ではなさそうである。
もう一度餘部橋梁を見に行くべきかどうか昨日から考えていて結論に達した。
もう一度行こう。
餘部橋梁と柿の写真
私だけかもしれないが、この「柿の実が生っている」光景はちょっとしたネイチャーショックなのである。
ここに限らず人家でもない所でなっているのを見かけたりもするのだが、北海道でこのような光景を見たことが無いので奇異に映るのである。
ところでこれは食べられる柿なのだろうか??
餘部橋梁と柿の写真
駅に行くには、日本海側から山の斜面を登ることになる。乗り場は線路をまたいだ側にあるので人専用の小さな踏み切りを横断する。
向こうに見えるトンネルの黒い穴がなぜか猫のお尻を想いださせる。
餘部橋梁周辺の集落の写真
日本海を望む。
家屋の向きが概ね同じなのは風の影響なのか。密集しているので日の光を考慮したわけではなさそうだ。
餘部橋梁周辺の集落の写真
足元の白い柵や青い足場がごちゃごちゃと落ち着かない風景だ。
いつかは来てみようと思っていたが工事が始まる前に来ていればよかった。
餘部橋梁周辺の写真
明治時代に建てられたそうである。
木や石と異なり古さが表面に現れないので80年以上昔の建造物には見えない。
餘部橋梁周辺の集落の写真
線路の下は板か何かで覆ってあるものだと思っていたが違った。
真偽は定かではないが昔の列車のトイレはタンク式ではなかったと聞いたことがある。ということは・・・
深く考えないことにしよう。木や石と異なり古さが表面に現れないので80年以上昔の建造物には見えない。
汐吹岬公園の写真
謎の東屋で一休み。車がゆがんで見えるが、このように写るレンズなのである。
この場所を訪れてから約14年経過した今日、東屋の写真を元に場所を探してみたところ兵庫県美方郡新温泉町居組地区の汐吹岬公園であることが分かった。Googleマップで見る限り当時より草生していてすっかり寂れてしまっていた(2022/2/24 20:10)。
山陰海岸学習館の写真
山陰海岸学習館
今日は餘部橋梁から約40[km]移動して山陰海岸学習館→鳥取県立博物館を周る計画だ。
山陰海岸学習館展示室の写真
展示室
山陰海岸学習館展示室の写真
入り口にはこのような水槽がいくつかあり、フグ・(小さな)たこ・ウミウシ・かさご?が展示されていた。この他にもう少し大きな水槽でアオリイカも展示されていた。
たこは脱走したいらしくしきりに足を水槽のフタらしき場所に這わせていて、ウミウシは木の枝の先にたどり着いた毛虫のごとく頭をふらふらさせていたりして「あぁ、みんな生きているんだな」とほんのり眺めるには丁度良い感じの場所だ。
鳥取県立博物館の写真
鳥取県立博物館
「シュルレアリスムとその周辺」という企画展示が行われていた。特に興味があったわけではないがパンフレットの絵(ルネ・マグリット/観光案内人)に惹かれ観る事にしたが、受付の人が「こちらですよね?」と私が何もいわぬうちからほんのり強引に企画展を勧めてきたのも理由の一つだ。
美術館のような博物館だった。
鳥取県立博物館の写真
今でこそ不思議なイラストは良く目にする所であるが、そういったイラストの原点はここにあるのか?と思ったりしながら観賞していた。
美術品を撮影することは出来ないので記念に買った絵葉書と板磁石の写真を載せよう。
博物館等は当たり前のように撮影禁止である。1点でいいので撮影しほうだいの特徴ある何かを用意できないだろうか。
記憶は薄れて曖昧喪子となるが、写真が数枚でもあればその時のことを思い出すきっかけになるので写せるようにして欲しいものだ。
鳥取県立博物館常設展示室の写真
常設展示室
博物館としては一般的な展示内容だ。
すこし変わっていたのが剥製や標本に囲まれた展示室内にオオサンショウウオのいけすがあることである。
オサンショウウオは寝ていたようで微動だにしなかったが、私は標本に囲まれて寝ようとはちょっと思わない。
オオサンショウウオには迷惑な話かもしれないが突っついてみたかった。
仁風閣の写真
仁風閣(じんぷうかく)
仁風閣に隣接して鳥取県立博物館がある。
仁風閣の写真
暗いところがより暗くみえる角度から画面を見てほしい(液晶の場合。CRTの場合は・・・)。
空と白い建物の明るさと暗い地面の対比がデペイズマンな雰囲気を醸して出している(と、勝手に思っていたりする)。
仁風閣の写真
回転とリサイズしかその機能を使ったことがなかったがレタッチソフトでちょっといじってみた。思っていたのとはなんとなく異なる仕上がりになってしまったがまぁ良しとしよう。
いじるまえの画像はここにある。
仁風閣の写真
お化け屋敷ではない
鳥取城櫓跡の写真
博物館の裏手には鳥取城の石垣が残る。
正面に見えるのは櫓の跡だ。葉の散った枝と曇り空が寒々しい雰囲気をかもし出しており実際に寒い。
鳥取城本丸跡の写真
本丸跡は久松山(きゅうしょうざん)の頂上にある。そこまで行ってみようと急な山道を5分ほど登ったところに「1合目」の標識が建ててあった。
疲労の程度とめずらしく体調が悪かったことから、あっさり登頂をあきらめたところで今回の「鳥取、その他」はおしまいとなる。
最近は車の移動ばかりなので次は電車旅行を計画しようと思う。